ほとラボ

It works!

死んだ MacBook を蘇生させた

MacBook が死んだ。

しかもよりにもよって「いまから JavaScript Meetup Okinawa で LT すっぞ」という最悪のタイミングで。

いや特に変なことした覚えはなんだけど??? 家で LT 資料作って、カバンに入れて、勉強会会場に着いたら起動しなくなっていた。

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本当これ。勘弁してほしい。

幸いにも LT 資料はクラウドストレージに上げてあったので事なきを得たが、MacBook が死んだというのはシンプルにヤバい。 この MacBook は Early 2014 + スペックも増し増し の今でも十分に活躍できるマシンなので、こんなところで死んでもらってはこまる。

症状

  • 電源を入れても何も表示されない
    • アップルマークすら表示されない
    • 「じゃーん」の音も鳴らない
  • 充電はできるっぽい
  • 起動時のコマンド を試みるもどれも無反応
  • SMC リセット を複数回やってみるも効果なし

何やっても反応がないのでもうお手上げっぽい。

修理見積もりに出す

近所の Apple 正規サービスプロバイダの店に預けて修理の見積もりを出してもらった。

「SSD コントローラが死んでいるか、ロジックボードと SSD の接続部分の故障かと」

「修理には 6 万円 かかりますね」

/(^o^)\

交換用の SSD をポチる

「SSD コントローラ」と「ロジックボードと SSD の接続部分」だったら「SSD コントローラ」が故障している可能性のほうが高そうじゃない・・・?という根拠ゼロの予測を元に、自分で SSD を交換してみることにした。1

Transcend SSD Mac専用アップグレードキット PCle Gen 3.0 240GB 5年保証 JetDrive / TS240GJDM820

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3 万円・・・。 まぁ修理代が 6 万円なので、うまくいけば半額で直るわけだしチャレンジしてみる価値はある。

Mac の星型ネジを外す用のドライバーも付属しているので便利っぽい。

届いたのがこれ。

やっていくぞ!!!

SSD を換装する

付属のドライバーで星型ネジを外して蓋を開けた様子。

作業中に感電しないように、バッテリーとロジックボードを繋いでいる部分を外す。

SSD の固定用ネジを外して新しい SSD と挿し替える。 ちょっと強めに挿し込むと「カチッ」と鳴るのでわかりやすかった。

上がもともと付いていた SSD で下が JetDrive。

起動する

バッテリーケーブルを元に戻して蓋をしてネジを締めたら、起動チェック。

起動すると、左上でカーソルが点滅するようになった。 換装した SSD にはまだ何の OS も入れてないので何も起動しないのは当たり前だが、今までと挙動が違うのでこれは無事 SSD まではアクセスできたということでは・・・?

これは勝利の予感がする。

macOS をインストールする

他の Mac を使って macOS のインストールメディアを作成 し、USB 接続でブートさせる。

  • ディスクユーティリティで SSD に GUID パーティションを作成... できた!
  • インストーラで SSD に macOS をインストール... できた!

無事起動! 大勝利!!!!! \( 'ω')/

まとめ

「故障の原因は SSD の死」であることに賭けて自前 SSD 交換にチャレンジしたら、修理代が 6 万円と言われたのが 3 万円で済んだ。

別に「Apple の公式修理はボッタクリ」などと言いたいわけではなくて、「リスクを取ってチャレンジしたら運良く成功した」という話。 もしロジックボードの方の故障だったら 3 万円をドブに捨てることになってたわけだし。

リスクはあるけど自分で修理してみるのは面白いし、「壊れたときにこういう選択肢もある」と思ってもらえれば。


  1. 今までのデータを失うことになったけど、SSD コントローラの故障だとしたらどのみちサルベージは厳し目だし、そもそも常日頃からデータはクラウドサービスに突っ込むようにしていたのでローカルストレージが吹っ飛んだところで痛くも痒くもなかった。