ほとラボ

It works!

自宅回線の小型ONU化をした

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YAMAHA NVR510 を買って以来、長らくやりたいと思っていた小型ONU化をついに実現できた。

小型ONUとは

一般的には NTT の光回線を契約した際に貸与される ONU はルータが付属する一体型 ONU で、多機能だがかなり大きい。ホームゲートウェイと呼ばれたりする。

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NTT 西日本/東日本 では小型ONUというものを提供しており、光回線の利用者は (在庫があれば) 一体型ONUから小型ONUに切り替えることができる。

利用料金などが別途かかることはないが、切り替え時に工事費用 (1万円程度) が必要。

また、小型ONUに対応するルータは自分で用意する必要があり、ルータ側の設定は業者側ではサポートしてくれないため自分でなんとかする必要がある。我が家には YAMAHA NVR510 があるので小型ONUに対応していた。

小型ONUを導入するメリット

安くない工事費を支払ってまで小型ONUを導入するメリットは何かというと、一般家庭では特にない。

強いていえば

  • コンセントがひとつ空く (小型ONUは電源が不要なので)
  • 一体型ONUを設置していたスペースが空く

くらいだが、普通に考えて工事費に対して割に合わない。もはやネットワークオタクとしての自己満足でしかない。

申し込みから工事まで

我が家の回線は光コラボレーションで光回線とプロバイダをまとめて契約しているので、ONU も光コラボ事業者を介して貸与されている。

この場合、一体型ONUから小型ONUに切り替えたい場合は光コラボ事業者に問い合わせる必要があるが、事業者によってはそもそも小型ONUへの切り替えは対応してくれないことがあるらしい。そういうことを考えると、やはりインターネットは光回線とプロバイダで個別に契約した方が良いなと思う。

幸いにも我が家で利用している IIJmio ひかりでは切り替え対応をしてくれたので、在庫確認の上で工事日程を調整することとなった。工事日程は通常の光回線の開通工事などと同様で1ヶ月以上先になるので、余裕を持って申し込む必要がある。

というか小型ONUを郵送してもらって切り替え作業はこっちでやって一体型ONUを返送したらそれで終わりかと思ってたのに、工事する必要があることに驚いた。なんならマンションの管理会社に連絡して工事当日には共用部分 (MDF室) の鍵を開けてもらう必要があるとのこと。よくわからないけど色々事情があるのだろう。

工事当日

NVR510 の WAN 側のケーブルを抜いて、ONU ポートに小型ONUと光ファイバケーブルを挿したらおしまい...ではない。

インターネット接続と光電話は WAN (lan2) を使うように設定されているので、これを ONU (onu1) を使うように変更しなければならない。

PPPoE で IPv4 接続するだけなら GUI からポチポチするだけで出来るが、我が家は IPoE + DS-Lite で IPv4 over IPv6 しているので GUI からは設定できず、コマンドで設定変更しなければいけなかった。(v6プラスならGUI で出来るらしいが)

これがうまく設定できず、1時間くらいウダウダやってしまった。工事の人もはやく帰りたかったと思う、申し訳ない。

最終的にどうしたかというと、もともと WAN で動いていた config ファイルをテキストエディタで開いて「lan2」をすべて「onu1」に置換して config をインポートする、という単純なやつでうまくいった。もとの設定ファイルをバックアップ取っておいて本当に良かった...。

まとめ

特にメリットないけど、小型ONU化できて嬉しい〜〜〜

これから切り替えようと思ってる人は、工事の前にルータの設定はちゃんと確認しておきましょう。