株式会社はてな協力による さくらインターネット主催 「第2回 さくら石狩DC見学ツアー ~さくらの夕べin石狩~」 に行ってきたレポート。
初北海道だ!!
普段は旅行もあまりしないので本州からほとんど出たことがない俺氏、 行きの道中では本来の目的を忘れて北海道のガイドブックを読み耽るという舞い上がりを見せる。
でっかいどー!! #石狩DC
— ほと (@hoto17296) November 23, 2013
空港に着いただけでこのテンションである。
ところで、試される大地・北海道ならたとえ11月といえども凍える寒さなんじゃないかと思って防寒着フル装備で参加したのだけど、着いてみたら名古屋とほとんど変わらなくて拍子抜けした。 多分たまたま温かい日にあたったのだろう。
石狩DCに到着
外観こんな感じ。
いかにもデータセンター!という雰囲気のスタイリッシュかつ壮大な建物。
現在2号棟まで出来ていて、8号棟まで作れるだけの敷地があるとのこと。
8号棟が完成する頃には日本のITはどれくらい進歩しているのだろう。
そんなことより腹ごしらえだ!!
館内に入ると待っていたのは、昨年の第1回開催時の感想エントリを読んで今回すごく楽しみにしていた石狩丼。
むしろこれが目当てだったと言っても過言ではない。
ウニだのホタテだのイクラだの、ここは天国かと思った。
あと添え物のワサビが美味しかった。酒が欲しくなる。
いざサーバールームへ
昼食の感動も覚めやまぬ間に館内見学へ。
ところ狭しと並ぶサーバーラック。
自分のVPSやクラウドサーバもここで動いているのかと思うと胸が熱くなる。
奥に見えるのが冷風の吹き出し口で、排熱は天井に送られていく。
ちなみにその排熱を利用して事務室の暖房にしたりもしているらしい。効率的。
天井には素晴らしく綺麗にまとめられたケーブル類が走っている。
男子は総じてこういうのに弱いんじゃないだろうか。中二心をくすぐられる。
その他の設備
サーバールームの他にも、 6万6000Vもの高電圧を引き込む特高電気室 とか 万が一の事態に備えてのV16クアッドターボディーゼル発電機 とか見せてもらったけど、そのあたりは以下のエントリで詳しく書かれているので割愛。
さくらの方による説明タイム
左に立っているのが田中社長。
OSC名古屋のときにも一度お会いしたのだけれど、いい意味で社長っぽさがなくて親しみやすい雰囲気の方だった。
しかも、自身が技術畑の出身であるとはいえ、社長という立場でありながら技術的な質問にまですべてキッチリ答えていて本当に凄いと思った。
トップがしっかりと現場を把握しているからこそうまく回していけるんだなぁ、と。
サーバールームとビデオ通話を繋いで、サーバーの再起動を生実演。
再起動するサーバを間違えようものなら大惨事になりかねないので、絶対にオペレーションミスが起こらないようにIPアドレスなどを何度も指差し確認してから再起動する。
— こんにちは。0x19歳です (@naota344) November 23, 2013
Nice reboot.
懇親会
懇親会のときにLT大会もあったのだけど、自分もスライド準備していけばよかったと後悔(´・_・`)
いろいろな人と交流したりLTを聴いていた感じ、やっぱりIT業界の凄そうな人ばかりが参加していて、短い懇親会の時間だったけどタメになる話がたくさん聞けてよかった。
(ちなみにこのツアーの倍率は6倍だったらしい。なんで俺当選したんだろう。)
二日目
二日目には石狩DCのもっと深いところを見学できるオプショナルツアーがあったのだけれど、 これには参加せずに札幌市内を観光して回っていたので、その模様は他の方のブログでご確認あれ。
(新千歳空港限定のガチャガチャで雪ミク2013verを引き当てて歓喜する俺氏。)
大満足の2日間だった。
ツアーを通して感じたこと
正直な話、 説明を聞いても空調関係だとか電源設備だとかの用語が全然わからなかったり、 PUE:1.08っていう値を見ても(本当はめちゃ凄いんだろうけど)いまいちピンとこなかったり、 ハードウェア関連の話が自分が思ってた以上に疎いんだということに気づいた。
最近では仮想サーバとかの技術が発展してきて、 エンジニアであってもハードウェアのことはほとんど気にしなくてもいい非常に便利な時代になったのだけれど、 それ故にVPSやクラウドサーバのことを雲の上にある魔法の資源のように感じてしまっていたのかもしれない。
しかし当然のことながら、それは魔法の資源でもなんでもなくて物理的なサーバがデータセンターにあるわけで、それらを安価で安定して利用できるのは運用してくれる人たちがいてこそだということを忘れていた気がする。
来年4月からはとうとうエンジニアとして社会に出るわけだけれど、今回のツアーに参加したことで、業務用のサーバに対しても感謝の念を持ってsshできることだろう。
おわりに
さくらインターネット最高!!!
これからもお世話になります!